高松市街地探索

6月15日、休日出勤の代休で高松を訪れました。

まず、マリンライナーでJR高松駅まで、そして徒歩で高松築港駅から琴電(高松琴平電気鉄道琴平線)で瓦町駅まで参りました。リニューアルした瓦町駅に直結する「瓦町FLAG」(香川県高松市常磐町1-3-1)の見学です。香川初の出店となる「ジュンク堂書店」はじめ、「MARKS&WEB」、「BEAMS」など人気店、市民が気軽に活用できる「高松市市民サービスセンター」、「図書館」に加えて「多目的スタジオ」、「ギャラリー」、「ボランティア団体などの活動基地」など、地上11階の改装されたビルは、創意工夫がされています。

個人的に興味をひいたのは、鮮魚がウリで香川県と岡山県に店舗網を持つ、スーパー「新鮮市場きむら」です。香川県志度町の市場から直送された地魚は、活きがよくて値段がとても安いのでびっくりしました。こうした新しいセンスのお店が入店しており、平日でしたので客の入りは多くはありませんでしたが、今後の展開に大いに期待が持てました。特に瓦町駅前はペデストリアンデッキを活用したバスターミナル機能を持つ高松駅に続く交通の拠点であり、また、商店街への入り口であり、「瓦町FLAG」の隆盛は商店街の活性化につながると改めて感じました。

さて、あと発見したのが、高松市商店街の元気の秘密です。香川県は「うどん県」として全国へPRしていますが、ランチタイムには、商店街の複数のうどん屋さんに長蛇の並びの列ができていることです。うどんに対しては、味にうるさく、コストパフォーマンスに厳しい県民ですので、地元の皆さんが並んで食べるお店が商店街にあることで、必ず商店街を歩き、利用する習慣がある点です。ものは試し、人気店「一福」へ入店、最も廉価のうどんは200円、麺にコシがあり、味も上々でした。また、天カスと大根おろしは、かけ放題でした。四国のうどん屋さんでは定番のおでんと稲荷寿司を追加注文して満腹でした。

余談ながら、6月15日は早朝に「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律」(いわゆるテロ等準備罪処罰法)が成立したことを受けて、商店街の街頭で、同法成立に反対する団体が抗議集会を開催していました。

さて、梅雨というのに岡山や香川では晴天の日が続き、気温が高くて、歩くのに辛い日が続いています。そこを堪えて高松市を代表する都市公園である高松市立中央公園まで足を延ばして園内をしばらく散歩しました。子供連れの市民やサラリーマンが木陰で休んでいました。菊池寛先生の像にご挨拶をして、市内バスで高松駅まで戻り、港まで出かけてみました。雲ひとつない快晴の空にクルーザーの白さが映え輝いて見えました。

夜は、友人と市内の居酒屋で、定番の瀬戸内の刺身、骨付き鳥、讃岐ハイボールで一献傾けましたが、気を利かせてかどうか、店内にはJ2「ファジアーノ岡山」のポスターが所狭しと貼られていました。

帰りもマリンライナーで、ひと眠りしたら、あっという間に岡山駅でありました。