人を大切にする経営学会中国支部第9回公開フォーラムin松江①


島根県松江は朝ドラ「ばけばけ」がスタートして、大いに盛上っています。
人を大切にする経営学会中国支部第9回公開フォーラムin松江が、10月3日、島根電工株式会社様本社を会場にお借りして開催されました。
中国支部の皆様と共に企画と運営事務局をお手伝いさせて頂きました。
島根県の人本主義経営で実績をあげている企業4社の社長が登壇されました。全体の進行役は、中国支部を支えている株式会社ありがとう創造社の太田利昭代表と株式会社福岡運送の岡田瑞穂常務取締役が担当されました。
まず、人を大切にする経営学会 中国支部長である、萩原工業株式会社の浅野和志代表取締役社長から開会挨拶を受け、続いて「人を大切にする経営学用語事典の編纂の想い・内容~知るための事典ではなく行動するための事典~」を演題に、人を大切にする経営学会の坂本光司会長が基調講演をされました。続いて、受賞企業の発表として、「負債9億円、債務超過1億5,000万円からの会社再建~過疎地の工場に優秀な社員が集まる理由~」と題して、協栄金属工業株式会社の小山久紀代表取締役社⾧が熱のこもった素晴らしい講話をされました。
協栄金属工業は、経営理念のなかで、企業の目的、存在意義は、「私たちは、和の心を持って、当社に関わる全ての人の幸福を追求し、人類・社会の進歩発展に貢献します。」と謳っています。そこでは、お互いを思いやり、助け合うことにより、社員やお客様はもとより地域社会も含め当社に関わる全ての人が幸福になるよう、常に心掛け、人と社会の発展に貢献することを宣言しています。この経営方針で、負債9億円、債務超過1億5,000万円から艱難辛苦を乗り越えて、地域一番のエクセレントカンパニーまで立て直した実話を披露頂き、会場からは惜しみない拍手が送られました。
また、リレートークでは、「地域中小企業の人を大切にする経営」をメインテーマとして、パネリストに協栄金属工業株式会社 小山 久紀氏(前出)、株式会社⾧岡の 古志野 純子 代表取締役社⾧、株式会社真幸土木の 片寄 敏朗 代表取締役社⾧、モルツウェル株式会社の 野津 積 代表取締役、進行役は、岡山大学名誉教授の立場で三村 聡が担当させて頂きました。時間が限られましたが、浅野和志支部長と人を大切にする経営学会 中国支部 副支部長で、島根電工株式会社 野津廣一代表取締役社長からコメントや質疑を頂きました。そして会場を提供頂いた野津副支部長の閉会挨拶で閉会いたしました。
夜は、松江駅前で懇親会が開催され、大勢の方が参加され、交流の輪は広がりました。
来年度は岡山での開催予定です。

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