勇退に寄せて~さいごまで諦めない

女子バレーV1の主なチームが日本を代表する大企業チームで構成されるなかで、岡山シーガルズは地域のみんなに愛され、市民のみんなが支えるグラブチームとして、四半世紀にわたり、岡山を拠点に頑張ってきました。それを支えてきた主力選手と言える川島亜依美選手、宮下遥選手ら4名の選手が勇退いたします。
わたくしは、バレーボールは全くの素人ですが、宮下遥選手への思いを送辞として申し述べます。宮下選手は、毎試合、毎試合、変わらず同じ正確なトスをあげる、その繰り返される姿が生み出す美の中に、彼女の天才とも言える非凡さを感じてきました。つまり、日々の努力と研鑽の積み重ねが造り上げたであろう、同じ正確な型から生み出される誰にも真似ができない型破りな姿、それは子供心に鮮明に残る王貞治選手の一本足打法にも似た、同じ型が生み出す非凡さ、その鍛え抜かれた姿を宮下選手は見せ続けてくれた気がします。この世界トップレベルのプロフェッショナルとしての姿に多く感動を頂き、そして多くを学ばせて頂きました。
また、長い選手生活の中で、個人的にもチーム全体でも、精神面、肉体面で、幾度となく山や谷が訪れたと想像しますが、そのなかでチームの柱として、変わらぬプレーをやり抜く、決してさいごまで諦めない、そのひたむきな姿に、チームメイトは安心、私たちは夢と感動を頂きました。
さらに、シーガルズが、クラブチームとしてチーム一丸となり、子供バレーボール教室や催事のお手伝いに取り組む姿が、子供たちやママさんバレーボールをはじめ、広くスポーツを愛する市民のみなさんに、勇気と希望と奉仕の心を与え続けてきたと確信します。
川島選手、宮下選手たちの新たな門出を祝いつつ、心より深く感謝申し上げます。
そして、さいごまで諦めない強い志を、次代にリレーすべく、岡山商工会議所様の主催により、オールおかやまのスポーツ市民の代表が主役となり、スポーツにより心身ともに健康で暮らせる環境を築くために何が必要か、市民に幸せを感じてもらえる施設とは何かを考えるシンポジウムを、5月30日、岡山大学創立50周年記念館にて開催いたします。
もちろん参加費は無料です。
皆様方のご来場を心よりお待ち申し上げます。

なお、宮下選手に岡山シーガルズ顧問の立場で随行させて頂いた2023年9月1日から3日まで開催された「バンコク日本博2023」へは、岡山県、JETRO岡山、そして岡山シーガルズが共同してブースを出展いたしました。タイでの岡山シーガルズ人気を利用した企画です。には、約13万人の来場があったと主催者から報告がありました。その時の思い出の写真をアップさせて頂きます。