楯築遺跡散策

コロナ渦で、ずいぶんな運動不足です。
少しでも解消しようと、岡山市と総社市のちょうど中間地に位置する「楯築遺跡」を訪ねてみました。

倉敷市によれば「楯築遺跡は,倉敷市矢部に所在する弥生時代後期に造られた墳丘墓で,円丘部とその両側に長方形の突出部をもつ特異な形をしています。突出部の大部分は昭和40年代に行われた開発工事で破壊されましたが,消滅した突出部を含む全長は約80mと推定され,同時期の墳丘墓では全国でも最大級の大きさを誇ります。
岡山大学が行った発掘調査により,中心主体となる埋葬は,木棺の外側を木の板で囲んだ木棺木槨構造であることがわかりました。木棺の底には,総重量32kgを越える大量の水銀朱が分厚く敷き詰められており,その上には鉄剣1口と勾玉や管玉,ガラス製小玉などの玉類が副葬されていました。また,中心主体の上部にあたる円丘部の中央付近には,おびただしい数の円礫が堆積しており,この中には特殊器台などの土器類や土製品をはじめとして炭や灰,また,旧楯築神社の御神体である旋帯文石(せんたいもんせき)と同様の文様をもつ小形の石など,数多くの遺物が含まれていました。」とあります。

この周辺には造山古墳はじめ、数多くの古墳群があります。
ここ「楯築遺跡」も、相当に大きな規模です。どんな豪族が埋葬されているのか、古代に思いを馳せながら、寒さの中ですが散策をいたしました。
頂上からは総社平野が一望、遠くまで見渡せます。
どんぐりはじめ、様々な木の実がどっさり落ちています。
太古から生えていたとするなら、貴重な食糧であったのでしょうか。

さて、冷え冷えしてきました。
「楯築遺跡」を後にして、お目当てのサンロード吉備路で、ひと風呂あびました。
ここの泉質は肌に染み入る感覚が好きで、また、温泉独特の強い香りがあり、効き目が高そうな気がするのです。
さて、帰りは庭瀬まで廻りまして、初めての味噌専門のラーメン屋「田所商店」岡山庭瀬店で、熱い一杯を頂きました。

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