真備の復興に向けて大学連携を探る

8月25日、福島大学「うつくしまふくしま未来支援センター」(通称「FURE」)の天野和彦特任教授が来学され、今回の7月豪雨で大きな被害に見舞われた倉敷市真備地区での復旧・復興支援活動について情報交換・意見交換をさせて頂きました(福島中央テレビ報道部のニュースデスクの方が随行)。

「うつくしまふくしま未来支援センター」は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の発生直後、2011年4月に設立され、大地震・津波による大災害と放射能汚染によって避難を余儀なくされた福島の被災者と被災地域の復旧・復興を支援することを目的に設立されたセンターです。


福島では、いまだに県内外に5万人を超える方々が非難を継続されており、ご苦労な日々が続いているとのことです。

現在、真備地区では、被災された方々の避難所から仮設住宅への移動や仮住まいとしての空き家やアパートの紹介による住まいの確保が課題になっています。

天野先生からは、福島での経験から、住民の皆さんが、ばらばらに分散して生活を送ると、住みなれた場所を離れることによる無縁感・孤独感による孤独死などが増えることを懸念しており、こうした被災された皆さんの生活や心をつないでゆくハード&ソフト両面での施策展開の緊急性を指摘頂きました。現場で経験知を積まれた方のお話に耳を傾けました。

今後の大学間での連携可能性については、学内で議論を進めてまいりたいと思います。

この日は、午後から車を走らせ、奥津温泉までドライブと温泉を楽しみました。

ゆっくりとした時間を過ごしました。