2月10日(木)、愛知学泉大学の山崎先生、庄村先生、谷口先生と私の4名で、昨年の11月27日の旭地区でのシンポジュウム開催に続き、今年度2度目の豊田市旭地区調査に出かけました。
塚本誠豊田市旭支所長さんから、いよいよ来年度で区切りとなる「日本再発進!若者よ田舎をめざそうプロジェクト」について、その成果と課題についてお話をうかがいました。このプロジェクトは、「都市と農山村の共生」のモデルをめざすもので、全国から募集した若者10名が旭地区の空き家に住み、周辺の耕作放棄地を借り受けて安全・安心な農産物の生産し、そこで栽培した農産物を、直接、主に名古屋の自然食品に関心が高い層に販売し、農業をなりわいとした持続可能な農山村の暮らしを実践しようとするものです。
また、「豊田市・東京大学・民間企業の産官学共同事業により、農業生産ばかりでなく、農業を基本とした農村コーディネータとして、人々の生活を守り、豊かな自然環境、豊かな人間環境、豊かな生活を実現する先駆け(豊田市HPより)」をめざす取り組みです。その結果として、農業専業で生活をしてゆくことは無理であり、「半農半●●」の、「●●」を見つけることが出来るか否かに成否がかかっているとの説明を受けました。調査終了後に前回シンポジュウムのパネラーでもあった中村芳樹さんが社長をつとめる「湯富屋(とうふや)旅館」に一泊させて頂き、翌日も)、「半農半●●」を見つけるべく耕作放棄地の再生と定住化をめざしておられるリーダーの戸田友介さんからのお話を聞くこととしました。
11日は、あいにく朝から雪が激しく降りまして、一面銀世界となりました。旅館から眺める矢作川の雪景色は初めての貴重な体験となりました。わたくしは一足先に失礼いたし、最寄りの「名鉄猿投駅」まで、宿の方に送っていただきました。