真庭市銘建工業、津山市院庄林業を表敬訪問

カナダUBCと岡山大学がコラボレーションした両校の学生たちがインターンシップを実施する2番目の企業、真庭市銘建工業さん、津山市院庄林業さんでの実践型教育がスタートしています。

右が銘建工業中島社長

右が銘建工業中島社長

7月10日の午前中は、まず、荒木勝社会貢献担当理事・副学長が、銘建工業中島 浩一郎代表取締役社長と面談させて頂きました。現在の林業、林産業の置かれた現状と海外との関係、規制緩和による成長戦略の可能性と課題、グローバルな視点での企業人材育成の方向性など、様々なテーマで意見交換をさせて頂きました。今後とも、継続的に連携した実践型教育を展開することで合意できました。意見交換を終えて、UBCと岡山大学生が学ばせて頂いている、成長戦略の切り札としてCLT(直交集成板:Cross-Laminated- Timber)生産技術日本一を誇る真庭市銘建工業の生産現場がある工場へ移動して、彼らの仕事ぶりを見学させていただきました。元気に働く学生たちの姿に安堵しました。中島社長様はじめご指導頂いている皆様方に感謝です。

真庭市銘建工業にて

真庭市銘建工業にて

昼食は、地元産の蕎麦を振舞う「やま田」にて、盛り蕎麦の大盛りを食しました。岡山へ着任して始めて、本格的な香りが立つ日本蕎麦を食せたことに感激です。また、見事な古民家を改装した店内は、落ち着いた雰囲気であり、お庭も趣があり、のんびりとした心持で雑談に花が咲きました。

やま田

やま田

次のアポに、少し時間の余裕がありましたので、真庭市勝山地区を散歩いたしました。何度訪れても、出雲街道の古い町並みに心が癒やされます。旭川に降りて、高瀬舟の船着場跡を散歩したあとで、「辻本店」御前酒の売店でオリジナル商品をひやかすなど、忙中閑有りです。梅雨明け宣言と思えるほど、上天気で気温が30度をはるかに超えています。長時間の散策は無理なほど汗ばみました。

旭川

旭川

そして、勝山を後にし、途中、真庭市役所の傍にある、旧遷喬尋常小学校にしばし立ち寄り、それから津山市へ向かいました。
まず、学生たちが寄宿している院庄林業の社員寮を拝見してから、現地工場へ伺いました。出迎えてくださいました役員の皆様方と、学生たちの働き振りと生活の様子、受け入れにより、当初は想定していなかった点や語学の問題などについてヒアリングさせて頂き、その後で、現在の林業、林産業の置かれた現状と海外との関係、継続的に連携した実践型教育の課題や可能性について意見交換させていただきました。その後で、工場へ入れて頂き、学生たちの現場での働きぶりについて視察しました。2人とも元気そうに働いていて、その様子に安心しました。

津山市院庄林業にて

津山市院庄林業にて

皆様方に御礼を申し上げて、津山を後にしました。