10月25日、イオンモール岡山のオープンを12月に控え、岡山を代表する専門家の方々が一堂に会して、最新の情報とそれぞれの持つ専門的な知見から、この大型商業施設が岡山の地域社会や経済に与える影響と今後の動向について徹底討論しました。
この企画は、NPO法人岡山企業法務研究会、岡山商工会議所、岡山大学の3者が主催となり、岡山弁護士会、一般社団法人岡山県中小企業診断士会、公益社団法人岡山県不動産鑑定士協会、岡山県司法書士会 岡山県土地家屋調査士会、岡山県社会保険労務士会、岡山県行政書士会が後援するという野心的な試みです。
岡山商工会議所4階会議室を会場にして開催された討論会では、まず開会に先立ち、岡山商工会議所の岡﨑彬会頭からご挨拶をいただきました。続いて「イオンモール岡山オープンを巡るこれまでの動き」と題して、岡山商工会議所イオンモール出店協議会アドバイザーの立場から小職が話題提供をさせていただきました。
続くパネルディスカッション では、「Win・Winの関係をめざして 私たちプロは、こう見る」と題して、パネリストに不動産鑑定士の立場から長家靖先生、社会保険労務士の立場から岡喜久雄先生、税理士の立場から小橋倫太郎先生、中小企業診断士の立場から安東官先生、そして有識者として下関市立大学経済学部の難波利光教授にご登壇いただきました。全体の取りまとめ役として、岡山大学大学院社会文化科学研究科の教授で弁護士・行政書士である吉岡伸一先生がモデレーターをつとめられました。
それぞれ異なる専門的な視点から、地価の動向、雇用の状況、交通集中による駅前周辺への影響、消費税と事業バランス、イオンの集約能力の分析、起業や商店街の経営実態と課題など、多岐にわたる知見が披露され、会場からも質問をいただきました。最後は、吉岡伸一先生が全体像と今後の方向性を提起して閉会しました。
初めての試みでしたが、今後とも、士業の先生方と連携を深めて地域の課題解決に取り組んでまいりたいと思います。
お忙しいなかを、ご登壇いただきました先生方に感謝です。