3月9日、この1年間の活動の集大成として、総社市山手地区「健康福祉フェア」に学生たちが参加しました。当初からのまち歩きと課題抽出のためのワークショップ、結果報告会、夏休み壁新聞づくり、わくわくウォーキングはじめ社会福祉協議会イベントへの参加、そして高齢化予防のためのエクササイズ実演が、今回の目玉です。また、この1年間の活動をまとめた報告書も住民の皆さまへ配布させていただきました。
早朝から大学を出発して会場へ入り準備をはじめました。岡山県立大学、川崎医療福祉大学の学生も応援に来てくれました。また、教員も医学部の浜田淳教授、スポーツ教育センターの高岡篤史助教が駆けつけてくれました。
本当に大勢の地域社会の皆様や大学職員など関係者に支えられて学生たちは活動を粘り強く続けてきてくれたと思います。皆様、ありがとうございました。学生諸君、お疲れ様でした。
また、この健康福祉フェア参加・出展のための事前準備に山手地区へきた帰りの3月7日に、学生たちと、山手公民館の近所にある、NPO法人吉備野工房ちみちへ、加藤せい子理事長を訪ねました。突然の訪問でしたが、ちみちの皆さんは加藤理事長はじめ温かく迎えてくださいました。地元産の「高梁紅茶」をご馳走になりました。加藤理事長の熱い話に学生たちがどんどん引き込まれていくのが分かりました。
加藤理事長の思いをHPから引用紹介させてください。
「ちょうど10年前、17歳の犯罪がクローズアップされた時です。すごく心がザワザワしました。自分たち大人は何をしているんだろう?どうすればいいんだろう?そんな疑問が湧いてきました。それから、仲間たちと「大人の背中を見せよう」を合言葉に、この吉備野で活動を始めました。私は小さいころからすぐ泣いてしまいます。泣いている自分か嫌いでした。しかし今ではその涙の後に、笑っている自分がいます。一人ひとりの出会いと一つひとつの出来事からいろいろな気づきを与えられ、成長させていただいたからです。その出会いや経験を大切にし、たくさん頂いたご恩をお返しできるような活動を吉備野を通しておこなって行きたいと思います。笑顔になると幸せな気分になれる。人の笑顔を見れば、もっと幸せになれる。
私たちの小さなつぶやきが小さな活動につながり、それを積み重ねて今、やっと芽を出しました。どんな時でも、人を幸せにできる力のある笑顔を届けたいと思います。
大人にも、子供にも。
この吉備野から、「ハートコーディネーター」として…。」
素敵ですね。
こうして、吉備の山手での活動は、来年度の新しいメンバーへと引き継がれてゆきます。大学へ戻り、後片付けをしたあとで、岡山市内へ繰り出して打ち上げを行いました。
気持ちい笑顔が学生の特権です。学生たちに元気をもらい、毎日を過ごす歓びに乾杯です。