金沢調査

ひがし茶屋街
 ▲ ひがし茶屋街
10月3日(水)~4日(木)、岡山大学がめざす「学都構想」の研究のために、学都の先輩である金沢大学と金沢市に調査に出かけました。金沢市では、ヒアリング調査を済ませた後で、金沢三茶屋街の一つである”ひがし茶屋街”の見学に出かけました。出格子の風情あるお茶屋が軒を並べる街並みはきれいに整備されて、平日ながら外人の観光客でにぎわっていました。観光客の利用が多いのでしょうか、レンタル自転車の設備も完備されていました。
レンタル自転とループバス
 ▲ レンタル自転とループバス
ひがし茶屋街から金沢ループバスに乗り、金沢城址に行きました。ここは、かつて金沢大学のキャンパスがあった場所で、当時を偲ぶ写真やお話を観光案内所の方にお聞きすることが出来ました。加賀100万石の居城金沢城の地で、「学都」金沢が生まれ、市民の心に今なお息づいていることが、その広大な城址に立つことで実感できました。
金沢城址と四高記念館
 ▲ 金沢城址と四高記念館
また、旧制四高(しこう)の記念館にも足をのばし、明治時代から昭和に至る金沢大学の学生たちの生活や西田幾多郎博士の講義風景などを、数々の写真や展示品から知ることができました。バンカラ気質や学問に打ち込む姿は現代の大学生とは違った気概を感じずにはいられませんでした。
翌日は、移転した現在の金沢大学を訪れ、金沢大学が進める地域貢献活動についてレクチャーを受けました。金沢郊外にある新しいキャンパス(と言っても20年がたっています)は、どこまでキャンパスが続くかわからないほど広大で、岡山大学のキャンパスも広さでは上位にありますが、それをはるかに上回る広さであることに驚きました。また、金沢大学では、奥能登地域の高齢化対策とコミュニティの活性化、そして金沢市のまちづくり活動に積極的に取り組んでいます。お聞きする実践活動のどれも、大学が本気で地域社会へ出かけて、まちづくりに積極参画していることを実感させられる質の高い活動内容です。引き続いてのご指導をお願いいたしました。
金沢大学と金沢学生のまち市民交流館
 ▲ 金沢大学と金沢学生のまち市民交流館
また、金沢市訪問では、金沢市が5億円をかけて、金沢市の繁華街、香林坊ちかくの片町2丁目に9月29日オープンした「金沢学生のまち市民交流館」を見学させていただきました。この市民交流館の目的は「学生と市民との交流、情報交換等を通じて学生とまちとの関係を深めるとともに、自主的なまちづくり活動を支援することで、協働による市政の推進を図る」ことです。ここでも、そのスケールの大きさと行政の決断振りの素晴らしさに感心しきりでした。まさに「学都」の精神が行政にも宿っていると感じました。
室生犀星の詩「小景異情」を思い出しながら犀川の夕日を眺めました。
古都金沢は、確かにすばらしき「学都」でありました。

「ふるさとは遠きにありて」
ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
よしやうらぶれて異土の乞食となるとても  帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて
遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや

犀川
 ▲ 犀川


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