RESAS講座in岡山大学

RESAS講座in岡山大学

現在、全国すべての自治体で、地方創生に向けて、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)及び内閣府地方創生推進室が提供する、「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」を活用した地方創生戦略プラン作りが進行しています。こうした背景から大学向けにも「出前講座」が開催されており、このたび、RESAS の操作方法の説明のみならず、故郷や自らの地域について「楽しみながら」考えるワークショップを大学生や自治体の方に参加いただき開催する企画です。主催は、内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局・内閣府地方創生推進室と岡山大学経済学部、岡山大学地域総合研究センター、そして後援は岡山県です。11月16日、小職は全体の進行役を担当いたしました。
国が提供する地方創生の切り札「ビッグデータ分析体験で まち・ひと・しごと の実像を探る」と題して、内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部、内閣府地方創生推進室から内閣官房まち・ひと・しごと創生本部から、堀 淳一郎ビックデータ参事官補佐を講師にお招きして、岡山大学創立50周年記念館を会場として、おかやま「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」講座と銘打っての開催です。岡山県の呼びかけで、県内の自治体の担当者が多数参加、グーグルクロームをインストールしたノートPCを持参した学生と共にRESAS講座を受講、実際の地域統計データやビッグデータを活用しながら、地方創生シナリオを考えました。
RESAS講座in岡山大学
まず、岡山大学社会文化科学研究科の平野正樹教授(副学部長)が開催挨拶に立ち、堀 淳一郎ビックデータ参事官補佐が講義を、パソコン指導を中国経済産業省の河野 泰紀地域経済分析システム普及活用支援調査員が担当くださいました。RESAS利用の基本的なメニューと操作方法にはじまり、岡山県内の自治体データを紹介しながらのわかりやすい分析事例を次々と披露頂きました。続いて、岡山大学経済学部中村良平(社会文化科学研究科教授)ゼミの学生有志が、具体的なデータ分析による地方創生プランについて提案いたしました。それを受けて、全員討議を行い、自治体の皆さんや学生から、RESASに対する意見や質問、学生提案への質問が多数出されました。掘淳一郎講師からも学生への提案についてアドバイスやお褒めの言葉を頂だいしました。中村良平先生がコメンテーターとして総評頂きました。小職からは先日の日本金融学会でコメントした、RESASの実践活用に向けた自治体と地域金融機関の連携について話題提供いたしました。そして結びを平野正樹先生に頂きました。
この模様は、NHKの夕方のニュースで取り上げて頂きました。学生たちの提案の様子が紹介されました。企画・運営責任者としてコメントさせて頂きました。
RESAS講座in岡山大学
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今回の企画を起点として、今後、自治体の皆さんと学生たちが、地方創生について実際のビッグデータを用いながら研究、分析、具体提案の策定を行って参りたいと考えています。今回の企画にご協力頂きました内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部・内閣府地方創生推進室、中国経済産業局、岡山県、自治体、NHKはじめ関係者の皆様に感謝です。