岡山市では昨年度に引き続き超小型モビリティ「オカモビ」(トヨタ)の実証実験が準備されています。
5月28日は、東京(早稲田大学)での学会終了後に時間ができたので、今更の感があるのですが、東京の帰り横浜へ寄って、懸案であった「チョイモビ」(日産)の実証実験を見学して参りました。岡山にいると、なかなか現地まで参る機会がありませんでした。
さて、チョイモビは、横浜市で実施する超小型モビリティを活用したカーシェアリングの実証実験で、超小型モビリティ(Nissan New Mobility CONCEPT)を活用した“ラウンドトリップ型”と呼ばれる出発地のステーションへクルマを返却するスキームによるカーシェアリングのシステムです(出発地以外のステーションへの乗り捨てはできません)。入会や利用はWebによる簡単オンラインで登録でき、運転免許証をチョイモビに“タッチ”すれば利用ができます。1日最大料金は3,000円で、チョイモビ専用の一時駐車スペース(無料)が用意されています。また、支払いは登録したカードでの決済です。
なお、ここで言う「ステーション」とは、チョイモビを借りて返却する駐車場を指し、必ず出発したステーション(借受ステーション)へ返却することが決まりとなっています。つまり、出発したステーション以外へは返却できません。また、営業期間は午前8時から午後8時まで、日を跨いでの利用はできません。さらに利便性をあげるために「一時駐車スペース」も用意されています。そこは専用の一時駐車スペースで、他の車両は駐車できません、ただし予約もできません。つまり、空いていれば自由に利用できるというシステムになっています(利用は無料)。CNGバスや横浜コミュニティサイクル「baybike(ベイバイク)」など、交通システムに環境のキーワードが具現化しています。また、ベースターズ通りは道路にさまざまな工夫が凝らされています。街路樹、駐車スペースの確保、すず風舗装など、改めて見学してみて、とても参考になりました。
全国で展開されている先行するこうした取り組みを参考にしながら、岡山市での実証実験に応用を考えた検討が進められています。
加えて、横浜球場付近は「全国都市緑化よこはまフェア」が開催中とあって花いっぱいでした。特にカサブランカの花壇は見事でした。
さて、久しぶりに中華街をのぞきました。門の入り口付近にパクチー料理専門店がありました。現在、岡山ではパクチーを全国へ売り出し中です。残念ながら、時間があれば入ってみたかったのですが、次回の機会を待つことにして、急ぎ帰路につきました。