ローカルサミット反省会

「ローカルサミットin倉敷おかやま」の開催から、一月半が経とうとしています。

12月15日は、実行委員長の梶谷俊介岡山トヨタ社長を囲み、倉敷の林源十郎商店の2階にて反省会がありました。


産官学民が一堂に会して心をひとつにして有意義な時間を持たせていただきました。多くの皆様から、本当に多くのことを学ばせて頂きました。この経験をこれからの活動に活かして参りたいと思います。

この場で、一部に修正が入り、正式にローカルサミット宣言が採択されました。
全文を掲載します。

第9回ローカルサミット宣言in倉敷おかやま

大原總一郎氏によって提唱され62年前に設立された高梁川流域連盟は途切れることなく連綿と活動が受け継がれてきた。そして、60周年を期に流域サミット宣言を発出して新たな流域連携の時代に入った。

くしくも本年G7教育大臣会合が開催された倉敷に集った我々、全国の志民は、この倉敷に蓄積された歴史・文化・自然豊かな場の中で、現代の様々な課題、一流の地域づくりとは何か、持続可能なローカル社会での新たな暮らし方とは何か等について熱く話し合い、世代を超えて多様な志といのちをつなぐことの重要性を確認した。共に生活者であることを再確認し、大人、子ども、文化・教育・経済・行政・宗教・医療・福祉・地域関係者等、多種多様の地域を愛する人たちが、深く連携し、様々な共同作業を通じて、出会いの場をつくり、お互いの顔を合わせ、本音を語り合う機会をつくることが重要であり、そこに集った人達が、次世代の若者達にこれまでの過ちを正し、真の地域の宝物を受け継いでいくことこそ、確かな持続可能な未来を創ることが出来る。そのリアルな現場として、豊かな水が多様な生命を育み、上流と下流とが相互に補完してきた「流域」をベースに思考し、新たな社会をデザインすることが重要であり、これによって、多様な志をつなぐことが可能になることを確認した。

今回は多くの生徒、学生が参加し、将来に向けたビジョンを考えた。大人と子どもが本音で語り合い、未来を創り出す責任は今にあるという認識のもと、未来に生きる将来世代の意見に真摯に耳を傾け、将来世代が描く未来に一歩でも近づけるよう、大人達が今を変えることに勇気を持って行動することをここに宣言する。

平成28年11月6日
倉敷にて
第9回ローカルサミットIN倉敷・おかやま実行委員長
梶谷俊介