新見市神郷地区「平成27年度後期 環境保全型森林ボランティア活動」[1]

今回で4回目の参加となる「環境保全型森林ボランティア」活動は、全国から20名を超える大学生や専門学校生が集まる人気の実践型教育プログラムです。今回は岡山大学の学生が5名での参加です。3月2日、昨年同様に、合宿所に入る前に新見市で大変にお世話になっているカツマル醤油醸造(株)の岡本研吾社長をお訪ねして、地方創生や高橋川流域の活性化、18歳からの選挙参加について、お考えをお聴きしました。

カツマル醤油さんは、岡本社長で3代目、明治32年の創業で、「伝統の技と本物の味を守りながら お客様のお声に常に耳を傾け、今の時代にぴったりと合う新しい感覚を持つ醤油製品の開発に努める」伝統の味を現代に伝える岡山県が誇る老舗の名店です。また、岡本社長は岡山県選挙管理委員長をされておられ、選挙の投票率のアップの必要性について、示唆に富んだアドバイスを頂だいすることが出来ました。新見のひな祭りが始まる店内は、見事に飾りつけが整っています。あっという間に3時間近くのときがたっておりました。お土産に人形を購入、岡山大学から新見市の地域おこし協力隊に入ったS君に、ご指導を賜りたいとお伝えしてお店を後にいたしました。

さて、主催と指導にあたる一般社団法人「人と森」の皆さんが、合宿所へ学生たちを連れてきてくださいました。夕方からオリエンテーションが始まりました。この活動では、実際にチェーンソーを使って間伐や倒木作業を進めます。一番に気になるのが怪我です。

学生たちのなかには、リピーターとして経験を積んだ学生が複数いますので、森林組合などプロの方と経験を積んだ学生が、初めて参加した学生に指導を行うというシステムです。食事班、洗濯班、作業機械のメンテナンス班、全体のスケジュール管理班など、学生たちは初対面ながら、すぐにニックネームを覚えて、チームを作り分担された任務作業にかかります。初対面の学生たちは、すぐに打ち解けられるところは若さだと感心します。学生自らが作ったカレーライスをご馳走になり、遅くまで話し込みました。