中国地域ニュービジネス協議会(以下「中国NBC」)は、会員企業がニュービジネスを生み出し、ニュービジネスを推進していくことを支援するために活動する一般社団法人で、ニュービジネス振興のための「政策提言」、ベンチャービジネスを含むニュービジネスに関する様々な「研究・情報提供」「企業家の発掘」「企業家の育成・支援」等を目的に経済産業省の主導のもと全国各地に設立され活動する団体です。
現在の会員数は約500社、全国のニュービジネス協議会の中でも最大規模を誇り、その活動は行政単位を超えた中国5県を単位として活動しています。
同会が主催する「第32回中国地域ニュービジネス大賞」表彰制度により選ばれた企業の表彰式が、6月4日、リーガロイヤルホテル広島で開催され、中国地域のニュービジネスの育成と振興を図ることを目的として、中国地域において 独創的かつ市場性のあるニュービジネスを展開している企業が表彰されました。大賞は「中国経済産業局長賞」も兼ねており、『高速道路AI退出支援システムで警備業の未来を変える』と題して、山口県岩国市の株式会社CGSコーポレーションが受賞、豊島貴子代表取締役社長が、新たに会長に就任した、佐々木茂喜オタフクホールディングス社長(広島経済同友会代表幹事)から表彰状と記念の盾が授与され、会場の皆さんから盛大な拍手がおくられました。
また、優秀賞3社は、有限会社エイムの浴野裕基代表取締役 (山口県岩国市) 『高所作業の万が一に備える衝撃分散型親綱支柱』、株式会社ERISAの河原八郎代表取締役(島根県松江市)『脳画像解析AIの社会応用、高齢者大国から脳健康大国へ』、株式会社角屋食品の角谷直樹代表取締役(鳥取県境港市)『アジフライカンパニーの競争戦略』でした。
さらに、特別賞5社は、有限会社WESTの大野憲一代表取締役(鳥取県鳥取市)『素材生産業の安全性向上と低価格化による林業活性』オロル株式会社の木下淳之代表取締役(鳥取県鳥取市)『ステンレスをカラーに発色させるオンリーワン技術』、株式会社フジタの藤田豊博代表取締役(鳥取県岩美町)『減災対応した失敗しない屋上緑化システム(Fujita緑化システム)』、北溟産業有限会社の中川優広代表取締役(鳥取県倉吉市)『放置竹林から環境サスティナブルな素材を創造する』、ミコクラース合同会社の村尾晴美代表社員(広島県広島市)『障害者の保護者のスキルやネットワークでバリアを解消』が受賞されました。どの企業の発表も創意工夫に溢れており、大いに学ばせて頂きました。
ただ、今回は岡山勢の受賞は無く寂しい思いをいたしました。
さて、この日は、久しぶりの広島出張でしたので、中小機構中国本部をお訪ねいたしました。この会議は内容濃く、岡大発ベンチャー創出に向けて、次への道筋を見つける事ができました。
焦らず騒がず一歩一歩の地域連携٠社会共創であります。
また、雑感ながら広島駅の再開発が大規模に行われていました。駅隣接のバス乗り場の高度化を核とした駅前再開発による、列車とバスと路面電車のシームレスな乗換に期待が膨らみます。
また、平日ながら、原爆ドームは大勢の外国人観光客と修学旅行の子供たちで賑わっており、インバウンドや修学旅行に強いヒロシマを改めて再認識いたしました。
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