めっきり春らしくなりました。
3月22日は、留学生の就職を叶えて頂いた、富士ヨット学生服で有名な、明石SUC様(学生服メーカー)と児島商工会議所会頭企業であるベティスミス様(ジーンズメーカー)を留学生担当(L-Cafe)の藤本真澄先生と表敬訪問させていただきました。
明石SUC様では、本社のご担当者の方からお話を伺ったあとで、商品コーナーを拝見させて頂きました。また、明石SUC様は、プロ卓球チームとして人気急上昇中の岡山リベッツを応援されています。こうした地域企業のご理解とご支援により、地域に根差したスポーツによるまちづくりが進んでいくのだと、改めて嬉しくなりました。
さて、本社から海の傍にある工場へ移動して、繁忙期の出荷現場へご案内頂き、研修中の卒業生(ミャンマー国)に声をかけ、4月からの社会人生活を頑張るようエールをおくりました。
次に、ベティ様では大島康弘社長自らジーンズ博物館をご案内頂きながら、ジーンズ業界の沿革から、これ迄の歩み、そしてSDGsで描く未来ビジョンを熱く語って頂きました。
興味津々な見学コースには、アメ横で輸入ジーンズをみつけ、「これだ」と思いつき試作品の製作を開始、商品化をして研鑽を重ねた創業時から高度成長期の苦労、そしてジーンズブームの到来(ラッパ型やオーバーオール)、さらに作業着的なイメージを払拭して、染や織の技術、色彩やデザイン力などを高め、最先端ファッションにまで押し上げ、さらにユニクロブームはじめ中国や東アジア、ASEANなど廉価な商品の普及、バブル期やバブル経済の崩壊期など景気の波など様々な試練を乗り越え、逆にハイブランディング戦略を進めるなど、世界のマーケットへのあくなきチャレンジ、そしてダメージ・ジーンズの創意工夫などの個性化戦略により磨きをかけ、現在は、生地にシルクやカシミヤなど多様性を活かした新商品開発を繰り出そうとされています。
倉庫には、これまで仕立てたオリジナルのパタン紙が所狭しと並んでいました。さらにトヨタ博物館から寄贈された貴重な品々も展示されていました。
趣のあるミーティングルームも整備され、この度取得された特許のご説明やオリジナルジーンズづくりまで、大島社長にご教示、ご指導いただきながら体験させて頂きました。
グローバルな視野から丁寧に大学との連携を模索して参ります。