この日本交通科学協議会は、医学系のなかでも救急救命に関する分野や、理工学系では交通工学の分野の先生方で主に構成される学術組織であると伺いました。今回で47回を数える伝統ある学術講演会は6月17日(金)から19日(日)の三日間開催され、初日がオプショナルツアーと題して、名古屋駅から程なくの産業技術記念館において見学ツアーが行われ、二日目からは、名城大学天白キャンパスを会場に実施されました。
18日は、朝から一般講演に続き、今回、総会会長をつとめられた横森求名城大学理工学部教授の司会で、芝浦工業大学システム理工学部の古川修教授による基調講演「先進交通安全システムの現状と将来」があり、お昼に評議会・総会の後、同会場にて特別講演として小職より「低炭素社会と交通事故ゼロを目指す豊田市の取組み」について講演させていただきました。内容は、豊田市が内閣府から選ばれた環境モデル都市活動の一環として取り組みを進めるエコドライブプロジェクトの内容を軸として、地域の住民や企業、大学など皆が参加してまちをつくる重要性を会場の皆様にアピールさせていただきました。
司会役をなされた名城大学理工学部の松本幸正教授は、豊田市のコミュニティバスなど公共交通施策検討の委員など、愛知県における多くの自治体で、モビリティ政策分野のご指導をされている高名な先生で、問題提起や会場からの質疑へのご対応など、講演会を深みある内容に盛り上げていただきました。心より敬意を表すると共に深く感謝申し上げます。
このたび貴重な機会を与えて頂きました横森求先生に感謝の意をお伝えするとともに、心から御礼を申し上げて会場を失礼いたしました。