「コロナ対策は万全ですから、ぜひどうぞ」とのお誘をいいただき、4月18日、午後から笠岡市のまちづくり活動を拝見するためにJR山陽本線で向かいました。
まず港で開催された笠岡港マルシェ「ミナトの休日」へ顔を出しました。
会場では、小林嘉文笠岡市長にお会いしました。
ご挨拶いたしましたところ、笠岡地ビール、六島浜醸造所(六島/岡山県笠岡市)のクラフトビールをご馳走くださいました。
お礼を申し上げ、いまが旬、筍の焼き物とピザを買い求め、海を眺めながら、しばしの安息のときを楽しみました。
海からの潮風を肌で感じながら、昼から頂くビールの味は格別でした。
土産にPasión(パシオン)の山脇節史さんが焼き上げたパウンドケーキのセットを買い求めました。この商品は、地元産の柑橘はじめ果実や野菜などを素材に開発した素材の風味を引き出した自慢の逸品がラインナップされています。
港をあとにして、笠岡市吉田文化会館の守屋基範館長にご案内頂き、吉田地区へお連れ頂きました。
守屋さんはNPO法人かさおか島づくり海社の理事を長くつとめられており、学生たちの島での実践型社会連携教育「地域包括医療ケア実習」で、大変にお世話になりました。
さて、ご案内頂いた笠岡市の北部に広がる吉田地区は、のどかな里山が広がる美しい地域です。
地域の鎮守、箱田山神社へ向かいました。
そこには、私の出身、愛媛県ではじめて発見されたため、その名がつけられたエヒメアヤメが可憐な花を咲かせていました。
アヤメと聞いていましたので、腰くらいまでの丈を想像していましたが、手の幅サイズの高さでした。見つめているうちに、ほっとした気分にさせてくれました。
お参りをさせて頂き、境内を後に吉田文化会館へ向かいました。
会館内には人権尊重、擁護に関係するパネルや資料が数多く展示されていました。
さて、次は会館近くの田んぼへお連れ頂き、リモコンによる自動草刈り機を体験させて頂きました。けたたましい発動機の音とともにスムーズに雑草が刈られてゆきます。
最初はうまく操縦できませんでしたが、すぐに慣れてきました。
高齢化と担い手不足で、耕作放棄地が増え続けています。
こうした課題を解決するために、この自動草刈り機が普及、活躍してくれることを祈念しました。
そして吉田地区をあとに、再び、港の傍にある改装中の旧家を訪ねました。
港に面するたいそう立派な堂々とした構えの建物は、旧広島銀行の寮(ゲストハウス)だったとお聞きして、ガッテン、うなずきました。
再生中の建物を見学させて頂きました。
とても凝った造りの意匠や工夫が様々なされた建物であることが分かりました。
広々と開口した2階からは海が一望できます。
ここが改装されれば、地域コミュニティはもとより、笠岡市へ訪れる人たちの交流スペースになるであろうと感じました。
近くの笠岡港には地域の活動拠点として「笠岡コモンズ」も整備されています。
この拠点との連携した活用も考えられるとイメージがふくらみました。
庭で廃棄された昔懐かしい絶縁体を見つけました。
製造年月日が1959年とありました。
私の生まれた年と同い年でしたので、了解を頂き、記念に頂きました。
改装工事の完成が楽しみです。
笠岡のまちづくりに向けた活動をいろいろ拝見させて頂くことができました。
市民やNPOはじめ大勢の皆さんたちが、本気で地域の創生活動を実践展開している笠岡でした。
勇気と元気を頂きました。
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