2月16日、津山市にある津山工業高等専門学校を会場に、作州地域の産学官NPOなど、理科系の研究者やまちづくりの関係者が津山高専に集まり作州地域の産学官の連携を考えるシンポジウムが開催されました。
互いの2者間が連携協定を締結している、岡山大学、津山工業高等専門学校、日本原子力研究開発機構の3者が主催となり、地域に根差した地域活性化をめざす取組を展開すべく開催したキックオフシンポジウムです。
全体の企画は、岡山大学産学官連携本部、冒頭、竹内大二 理事(研究担当)・副学長がシンポジウムの趣旨説明を行い、まず第1部では、津山商工会議所 松岡裕司 副会頭(津山信用金庫理事長)が「津山商工会議所の取組」、小職が「作州地域における地域活性化」の演題で講演、松岡副会頭は津山商工会議所活動の歩み、現状、そして展望を地域経済と企業活性化の視点で語り、小職は、SDGsを意識した地域総合研究センターの津山市、真庭市、美作市、新庄村での活動を中心に話題提供いたしました。
第2部のパネルディスカッションでは「EReTTSaによる産学官の連携を考える」とのテーマで、各セクターの代表が登壇、コーディネーターを本学の宇根山絵美 URA(University Research Administrator)が担当、さらに本学からは大学院保健学研究科の山岡聖典教授が登壇しました。
地方創生と研究開発、イノベーションの創出をメインテーマに、作州地域の地域活性化に向けた議論が展開されました。
全体の総括は、津山工業高等専門学校の磯山武司校長と竹内理事(研究担当)・副学長がつとめ、閉会挨拶を日本原子力開発機構人形峠環境技術開発センターの青瀬晋一所長が行い閉会しました。
注)EReTTSa :E(Education)Re(Research)T(Technology)でつながる3機関によるトライアングルT(Triangle)が、作州地域Sa(Sakushu area)が抱える社会課題などに取り組んでいくこころみを「EReTTSa(エレッサ)」と名付けた。
注)URA(University Research Administrator):大学で研究者と共に研究活動の企画・マネジメント、研究成果活用促進を行い、研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化を支える業務を担当するプロフェッショナル。