岡山大学では、文部科学省の「留学生のまち」事業の採択を受けて、留学生に岡山を知ってもらう活動や彼らのまちづくり参加を促す活動を続けています。その活動ぶりを視察に文部科学省の担当官が来岡されました。説明役として、まちなかキャンパスにて日本人学生たちと留学生との交流や留学生向けての地域へ出向いての学のプログラムについて紹介させていただき、会場を本部キャンパス内にあるイングリッシュcaféへ移動して留学生との意見交換、そして留学生会館にて質疑応答の時間を設けて、意見交換を行いました。
実際に交流・連携を深めている岡山県、岡山市、経済界、NPOとの関係から、本事業での岡山大学らしさについてご説明申し上げました。
夕方からは、会場を岡山駅西口にある岡山県国際交流センターへ移して、岡山大学の留学生たちが被災地を訪問して、現地で見たり、聞いたり、体験して感じた点を、母国との比較で報告するという会に参加いただきました。この企画は、同僚の岩淵泰先生が進めたもので、会場には岡山県の総合政策局や岡山市の防災担当者をはじめ、数多くのNPOや市民の方が詰めかけてくれ、立ち見となるほどの盛会ぶりでした。
外国人学生が感じた、素直な被災地に対する意見や感想、復興への祈りに目頭が熱くなるシーンも多々あり、会場からも大きな拍手が寄せられました。夜の情報交換会では、文部科学省の担当官から、こうした取り組みに国の予算が使われていることに安堵すると同時に、ますます、頑張っていただきたいとのエールを頂戴することができました。
小職からも、こうした現場の学生たちの活動を直接見て、触れて、理解いただく機会を増やしていただきたいと具申させていただきました。